和牛のたたき/ 慢性の口内炎

 中華でも昔から牛肉は食べられていましたが、基本的には食用というよりは農耕用でした。牛肉の薬効としても、胃腸を補って体をあたためる作用があるとされていますが、脂肪分の多い牛はかえって体に良くないとされていました。

 考えてみれば、和牛やアメリカ牛はBSEではなくても本来草食性の牛に穀物などの飼料を与えて、人間で言えば生活習慣病状態(高脂血症)にしたもので、やはり体に良いとはいえないと思います。(ただし、人間というか肉食動物は脂肪分や内臓に旨味を感じるという本能がありますので、霜降りの肉がおいしいと感じることも否定できません)
 

週末topics~慢性に繰り返す口内炎

 食べ過ぎやストレスの影響でおこる急性の口内炎とちがって、あまり痛くはないものの繰り返して発生する口内炎は体内の「気」や「陰」分(簡単に言うと体を構成する水分)の不足から生じます。

 漢方的に分類していくと、日頃から元気がなく、心身の疲労とともに口内炎が発生するという「気虚タイプ」や、普段から胃腸の調子が悪く、特に食事の際にはお茶やみそ汁など汁気の物がないと食べ物がのどを通らないという「脾気陰両虚タイプ」の方に多く見られます。

 いずれのタイプの方でも胃腸の機能を整えて、胃腸から発生する「気」のエネルギーを高めることが必要になりますが、潤いがないからといって水をたくさん飲んでも逆効果になりますので注意が必要です。

 その他のタイプとしては、老化によって下半身が冷え切ってしまうことで陽気が上に押しやられる(冷え症なのにほっぺたなどはうっすらと紅潮したりする)という「虚陽上浮タイプ」や、体質的にほてりやすい「陰虚タイプ」なども挙げられますが、いずれにせよ体質を改善していかないと口内炎の発生を止めることはできません。

 というか、口内炎がよくできるようになるというのは、体が発しているひとつの警戒警報のようなものと捉えるべきで、塗り薬やビタミンB製剤に頼っていても根本的に口内炎の発生は止めることが出来ないということです。

関連記事

  1. 湿っぽいお話し

  2. 五月病

  3. 牛乳プリン/ 漢方的ダイエット(その3)

  4. 五糧液/ 不老長寿(その1)

  5. 酸白菜(スワンパイツァイ) / 「肺」と「大腸」の関係

  6. 十八街麻花/ おなかの張り