食養生の話しをすると、冷たいものはダメとか、夜遅くに晩ご飯を食べてすぐに寝るのはダメとか、「ダメ」という話しが多くなって、結局「じゃあどうすれば良いの?」となります。
この点に関しては、以前に「いのち輝く元気野菜の秘密」という本を紹介した記事の中でも少しふれましたが、本の著書である吉田俊道さんが代表を務めるNPO法人「大地といのちの会」が提唱している“食習慣チェック表(「大自然の生命力とつながる食生活17項目」)”を参考にしてください。
食事に関して、日本古来よりの「当たり前」の事が書かれてあります。17もの項目に分かれてはいますが、1日に1食でも良いので、「旬の野菜や海草の入ったみそ汁にごはんを1口30回噛んで食べる」だけで、殆どの項目をクリアします。また、最初はできそうなものを3つだけ選んで、慣れてきたら徐々に増やすというのもお勧めです。1ヶ月も続けると、おなかの調子がよくなったなど効果が実感できるようで、子どもなら低体温の改善から、学習成績アップにもつながるそうです。
この17項目は、日本古来より昭和40年代くらいまでは社会常識だったと思われますが、ここ半世紀足らずの間に、そこからどんどんかけ離れていったことが、現代日本の様々な健康問題の根底に存在すると思います。