マクロビコロッケ

As_2 (引き続き玄米工房あすかさんのメニューから)

 右側は豆腐と人参のコロッケで、左側は車麩のコロッケです。

 言うまでもなく豆腐は大豆〜豆乳から、車麩は小麦のグルテンから作られます。マクロビらしいといえばそれまでですが、考えてみれば江戸時代までの日本人の食料としては穀物と野菜が主体で、それに僅かながらの魚くらいでした。

 そもそも人間は何を食べるべきかという議論がありますが、霊長類の進化を追っていくと原始的な種から類人猿など高等なものになるにつれて、動物性食品の割合が減少して植物性のものの比率が高くなるそうです。その延長で考えた場合は、人間は本来は植物性のものだけを食料にするのが自然の姿であるという説があります。

 現代では余りにも多くの食べ物に囲まれているがために、二言目には「バランスの良い食事を」と言われますが、何をもってバランスが良いというのかが皆目わかりません。

 牛は牧草だけを食べていても筋骨たくましいわけで、本来の食性というか、その動物が本来食べるべきものを食べることが「バランスがよい」はずです。

 因みに漢方では人間の食べ物に関しては一貫して「水穀」という言い方をしていますが、これは人間は本来、水穀、即ち水と穀物を中心とした食事をとるのが正しいと言うことだと思います。

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