(北浜にできたネパール&インド料理店の「Manakamana」さんのメニューより)
一見すると中華の小籠包みたいですが、ネパールでは「モモ」と呼ばれる蒸し餃子です。ネパール料理と言っても、チベットの文化圏に広く見られる料理でもあります。具は鶏肉に野菜ですが、中国の餃子と大きく違うところは香辛料がたっぷり入ってる点と、真ん中のチリソースをつけていただく点です。
とにかくインドやネパール料理ではターメリックをはじめフェンネル、コリアンダー、チリなど香辛料を大量に使います。これらの香辛料には共通して健胃作用があり、寒暖の差の激しい環境にあって、胃腸の機能を高めるとともに、「辛い」という味には五臓六腑の「肺」の機能を高める作用が期待されることから、空気の薄いネパールの環境を考えると理にかなっているとも思います。