仙台名物の牛タンです。なぜ、仙台で牛タンがかくも広く食べられるようになったのかというと、戦後アメリカ軍が駐留していた時に大量の牛肉を消費するも、頭としっぽは廃棄されることが多く、地元の料理屋さんが廃物利用として始めた牛タン焼きとテールスープが徐々に広まったとされています。
先般の狂牛病騒ぎの中で、はからずも仙台の牛タンの殆どがアメリカ産であることが露呈しましたが、アメリカ産の牛の方が脂肪分が多くおいしいのだそうです(現在ではオーストラリア産やメキシコ産、高級店では仙台牛を使用しているようです)。
ところで、漢方理論では舌は心臓と関連が深いとされ、ストレスなどで心(こころ)に熱がこもると、舌の先端部分などが赤くなったり、痛みを感じたりするとされています。こういったケースでは、心にこもった熱を冷ますような漢方薬を用いますが、それ以外にも舌の状態(色や形、苔のつき具合)は体の状態を反映するとされており、漢方では舌の観察を重視します。