「まくろびお」さんの前菜

Makurobi01  大阪は北新地にある自然食家庭料理「まくろびお」さんのメニューから。お店の名前の通りマクロビオティックを意識されていますが、あまり堅苦しい理屈は抜きにして有機無農薬の素材を使って自然な味のお総菜が食べられるお店という感じです。

 今は若い人に限らず野菜嫌いの人が多いですが、これは都会で育った多くの人が本当の野菜の味を知らない事が要因だと思います。スーパーやレストランで使われる野菜は、見た目はキレイでも自然な甘みが感じられず、えぐ味や苦さばかりが目立つ味で、これでは野菜嫌いになって当然だと思いますし、そういった野菜をよくかんで食べる事など苦痛以外の何ものでもありません。それでも、体に良いからと思って何とかして野菜を食べようとすれば、化学調味料や砂糖の入ったドレッシングやマヨネーズが必要になってきます。

 有機野菜の良いところは、農薬などが少ないことよりも、単においしいというか本来の味がすることです。自然本来の味が「おいしい」から、人類はその植物を育てたり品種改良してきたわけですが、見た目重視の商業主義の中で流通する野菜の多くは、見た目以外は品種「改悪」されていると言っても過言ではないように思います。

 さて、写真のお皿の中で最もお勧めは、一番奥に見える「あずきかぼちゃ」です。あずきとかぼちゃを煮ただけですが、体のむくみや余分な湿気を除くだけでなく環境ホルモンや化学物質の影響で狂いがちな女性ホルモンのバランスを整える作用もあるとのことです(もちろん、味付けは砂糖や化学調味料は使わず素材から出る上品な甘みだけです)。

 

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