じゅーしー

201009  沖縄のありふれたお店で食べた“じゅーしー”です。沖縄風炊き込みご飯とでもいうものですが、“じゅーしー”とは、もともと“雑炊”が訛ったものともいわれ、雑炊も“じゅーしー”と呼ばれます(→「ふーちばーじゅーしー」)。

 台湾の油飯(ヨウファン)に似ていますが、油飯のように糯米ではなく普通のお米が使われています。

 さて、具には昆布が入っていますが、かつては一人あたりの消費量で沖縄が日本一だったものの、現在では10位程度にまで落ち込んでいるそうです。統計的には、昆布の消費量の減少は、沖縄の平均寿命の低下とも連動しており、食文化の欧米化の影響がここにもあらわれています。

 反対に言えば、昆布を積極的に食事にとり入れることは、長生きにもつながるわけで、実際に、昆布は牛乳の6倍ものカルシウムが含まれるほか、食物繊維やミネラル類も豊富で、現代人が不足がちな栄養素の宝庫といえます。

 

 

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