(引き続き、那覇市新都心の“おもろ殿内”さんのメニューから)
“ぐるくん”は、熱帯域に棲息する魚で、沖縄の県魚にもなっています。正式名称はタカサゴで、本州におけるアジやイワシのように沿岸域に棲息し、沖縄では、サビキでも釣れるそうで、昔からポピュラーな魚のようです(お味の方もアジに近かったです)。
ところで、観光客の多い国際通りの公設市場などでは色とりどりの魚が並んでいたりしますが、地元のスーパーなんかをのぞいてみると魚売り場にはあまり魚も並んでいなくて本州の人ほど魚を食べないような気もします(ただし、一人あたりのツナ缶やかつおぶしの消費量は日本一だそうです。ついでにランチョンミートの消費量はダントツです)。
もともと野菜や海藻、大豆(豆腐)という食生活で日本一の長寿県だった沖縄が、戦後、急激にアメリカナイズされた食生活に慣らされた結果、平均寿命が低下しているわけですが、もともと魚の消費量が少ないことで動物性タンパクの消化能力が低いところに豚肉(日本一の消費量)や牛肉の摂取量が急激に増えてからだに負担となっているのではないかと思いました。