「中医臨床」誌に掲載されました

 中医学の専門誌である「中医臨床」誌の新しい連載企画「ニッポンの漢方薬局を訪ねる」の第1回目に当、漢方マルヘイ薬局が選ばれ取材を受けました。

 今回の取材の中では、牛黄や麝香とった高貴薬の使い方を中心に、現代日本人の食の問題から胃腸機能低下が蔓延しており、そのことがアレルギー疾患やうつ病などにつながっていること、中国哲学についての3つの点について持論を展開させていただきました。この3つのことは、実はこの半世紀の間、日本における中医学の啓蒙に大きな役割をはたした中国の中医師さんたちが苦手とされているポイントです。

 高貴薬である牛黄に関しては、主な産地が南米やオーストラリアであり、中国も外貨が不足がちであったこれまでは牛黄の代用品として人工牛黄を中心に使用されてきたことから、中国国内では天然の牛黄の使用経験が少なかったという事情があります。最近は、中国の経済成長に伴って海外からの牛黄の輸入量も増えており、国際相場も上昇しています。

 日本人は平安時代に肉食が禁止されてから長年にわたって牛肉や豚肉を食べてこなかったせいで、もともと消化力が弱いことや、ここ半世紀の間に一気に食の欧米化が進むと同時に、加工食品や冷たいものの過食など、中国では考えられないような不養生状態が蔓延していることが中国出身の中医師さんの想像を超えています。

 哲学に関しては、もともと中医学は中国哲学の一部であるはずなのですが、唯物論を是とする共産党の考え方となじまない部分もあって、中医学においてあまり触れられることがなかった分野です。

 以上、ご興味のある方はお読みいただけたらと思います。

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