アナゴは冬場の産卵時期には脂がのりますが、夏場のさっぱりとした身も好まれます。写真は、アナゴをマコモダケ、アスパラ、台湾バジルなどとともに沙茶醤で炒めたものです。
マコモダケはイネ科の多年草であるマコモ(菰)に、黒穂菌が寄生することで初めて根の部分が太くなり、マコモダケになります。また、マコモダケは全般に白っぽいものの、一部は黒穂菌の影響で黒っぽくなりますが、人体には全く影響はありません。食感はタケノコとアスパラを足して2で割ったような独特の感じですが、クセのない味で中華では高級食材として用いられてきました。(最近では日本国内でも栽培されているようです。因みに、ちまき(粽)は本来、マコモの葉が使われます。)