ウーロン茶といえば、中国の福建省のものが有名ですが、生産量が福建省に次いで多いのが台湾です。台湾では、19世紀にはウーロン茶の生産が始まったと言われていますが、主に標高1000m以上の高地で栽培されるウーロン茶は高山茶とも呼ばれています。
ウーロン茶(烏龍茶)は烏(からす)のように黒く、龍のような形とも言われますが、半発酵茶であるウーロン茶は、発酵の度合いによって限りなく緑茶に近い物から黒っぽいものまで様々な品種があり、台湾ではどちらかというと発酵度の低い写真のような緑色のものが主流です。
見た目は緑茶のようですが、鼻に抜けるような軽やかな芳香と甘みがあるのが特徴です。