ワカサギのフライを中華風の香料で野菜と和えたものです。
ワカサギといえば寒い地方の湖の氷に穴を空けて釣り糸を垂らして釣るというイメージがあり、昔は太平洋岸では千葉県以北(日本海側では島根県以北)にしか棲息していませんでした。ところが、近年、もっと温かい地域への移植も進み、今や九州にも棲息しているようです。
ワカサギは、身も淡白ながら旨味のある魚で、骨ごと食べられるのでカルシウムの補給源にもなるばかりか、鉄分などのミネラルやビタミンEなども豊富で、ヘルシーな食材です。
ところで、現代人にはミネラルが不足していると言われますが、ミネラル分というのは体内に吸収するのが難しく、早い話が鉄分が不足しているからと言って、純鉄の粉末をいくら飲んでも吸収されません。もちろん、食べ物にミネラル分が含まれていなければ話しになりませんが、いくらミネラルを含む食べ物を摂っても、腸内環境が良くなければミネラルの吸収が相当悪くなります(サプリメントでも同じです)。
また、腸内環境を良くするためには発酵食品や繊維質を多く含む食品(野菜)が必要になり、結論から言うと、伝統的な和食を摂ることが、カルシウムなどのミネラル補給に最適であると言えます。