(飲茶メニューのラストです)
最近、日本にもすっかり定着した感のある飲茶メニューですが、写真はエビ焼売、肉焼売と小籠包の3種盛りです。
飲茶の盛んな香港などでは、大きなレストランが朝から昼過ぎまでの時間帯でリーズナブルな価格で飲茶を提供していますが、餃子や焼売の類はそもそも夜の宴席料理の食材の余りものの再利用、すなわち資源(食材)の有効活用という側面もあります。
近年では飲茶メニューも手の込んだものや、専門のレストランなども出来ており、価格も全体的に高くなってきています。
さて、飲茶は文字通りお茶を楽しみながら点心をつまむものですが、香港のような暑いところでも、「冷たいお茶」を飲む人は居ませんし、レストラン側でも用意はしていません。朝は、これからだんだんと陽気が高まる時間帯であり、おなかも暖めておかないと一日の活動に支障が出るという発想が根底にありますが、食養生の基本としては夏であろうと朝から冷たい飲み物を飲むというのは絶対に避けるべき事です。