(依然として、大阪の某中華ダイニングのメニューから)
フカヒレ(といっても目をこらしてもなかなか見つからないほどですが、中国の経済成長によって、フカヒレやナマコ、貝柱なども値上がりが続いているようです)と湯葉を細切りにした物が入ったスープです。
フカヒレなどは「俵物」と呼ばれ、江戸時代の昔から日本から中国への重要な輸出品でした。ただし、近年に於いては香港やシンガポールなど華僑経済圏が主な消費地となっていましたが、最近の中国の経済成長によって一気に品薄となっています。また、中国の経済成長は日本が中国から輸入している漢方薬の原料価格の高騰につながっています。
中国だけでなくインドも経済成長がめざましいですが、このことは香辛料の価格の高騰につながっています。また、香辛料の多くは漢方薬としても用いられる物が多く、いずれにしても今後1?2年で、日本国内の漢方薬の価格はかなり上昇していくと思います。