上海蟹ミソ入り春雨と海老、揚げ豆腐の土鍋煮込み

 春雨とワタリガニを沙茶醤で煮込んだ料理はよくありますが、写真は、春雨と海老、揚げ豆腐を上海蟹のカニミソ(蟹黄)で煮込んだものです。

 さて、海老は「腰が曲がる」までの長寿を願った食材として、おせち料理にも欠かせませんが、薬膳的にも補腎効果(※)、すなわち老化予防の効能があるとされています。また、カニの類は一般的に体を冷やす働きがあります(この為、上海蟹には生姜茶が付き物です)が、海老は温性?体を温める作用があり、寒い時期には適した食材といえます。

 (※)漢方では、五臓六腑の「腎」は成長、発育、生殖、老化に深く関与しており、不妊症や老化現象などは「腎」のパワーの不足(「腎虚(じんきょ)」)が関与していることが多く、「腎」のパワーを補う作用を「補腎(ほじん)」といいます。

関連記事

  1. 豆腐花

  2. わらびのオイスターソース和え

  3. 酔っぱらい蟹(醉蟹)

  4. 青椒欖角魷魚

  5. 根昆布と豚肉の炒め煮

  6. ウズラの肉団子の煎り焼き