姫路の宴席シリーズの最後は、お馴染みのゴマ団子(芝麻球)と大学芋(抜絲地瓜)です。
ゴマ団子に使われているゴマは漢方では胡麻仁といい、「滋養肝腎・補益精血」作用があり、老化による白髪や目のかすみなどに有効であるとされるほか、乾燥性の便秘にも良いとされています。
また、大学芋に使われる水飴も漢方では膠飴(こうい:麦芽糖)と呼び、お腹が冷えて痛むときなどに有効で、小建中湯などの漢方処方に生薬として配合されています。また、水飴には、乾燥性の咳を和らげるという薬効もあります(因みに、老人のコロコロした便になる乾燥性の便秘には、ハチミツをお湯に溶いて飲むことをお勧め致します)。