カキに衣をつけて揚げてから、白ネギ、セロリなどと炒めたものです。味付けは日本の浜納豆に似た「トウチ」がベースになっています。
ところで、白ネギですが、根に近い白い部分は、そのままで「葱白(そうはく)」と呼ばれ、漢方生薬として用いられます。薬効としては、「散寒解表」、「通陽散寒」で軽いかぜの初期や、お腹の冷えに用いられます。
特に、この料理にも用いられているトウチと合わせると、葱(豆支)湯(そうしとう)と呼ばれる漢方処方になって、寒けを伴う軽いかぜに用いられ、正に、医食同源を地でいくような処方と言えます。
朝晩の冷え込みが強くなってきましたが、寒けを感じたら熱いおみそ汁などに白ネギをたっぷり入れて飲むだけでも、効果が期待できますので、一度おためしください。