金木犀(キンモクセイ)の花が香る季節となりましたが、「桂花」とはキンモクセイの花の事です。中華では、玉子(特に黄身)を炒めたものをキンモクセイの花になぞらえます。
また、実際にキンモクセイの花を摘んで、シロップ付けにした「桂花醤(クイファージャン)」と呼ばれるものもあって、デザート類に使われています。
写真は、新鮮な牡蛎と玉子を炒めて、「川味」即ち四川風味の辛めのタレをかけたものですが、牡蛎と玉子だけを炒めたものは潮州料理にあります。また、小麦粉を入れてチジミにしたものは韓国料理にありますので、牡蛎の採れる地域では一般的な組み合わせなのかも知れません。