髪菜(ファアツァイ)とは、見た目は髪の毛のようで、モズクに似ていますが、中国の内陸部の草原地帯に生える藍藻の一種です。
中国語の発音がお金儲けを意味する「發財」と同じことから、縁起物としても珍重されますが、現在では環境保護政策の一環で採取が制限されており希少性が高くなっています。
栄養的には、高タンパクでミネラル分も豊富で、血を補ったり血液の流れを良くする効果があるとされています。また、髪の毛を黒くする作用もあるといわれています。
この点については、一昔前の育毛剤のCMでも言ってましたが、漢方の理論では「髪は血餘(けつよ)」とされ、十分な「血」がないと髪の毛に栄養が行きわたらないとされています。よって「血」を補う作用があるということは髪の毛にも良いという事になります。因みに、漢方理論では歯は「骨」の餘りで「腎」と関連性が深く、爪は「筋」の餘りで「肝」と関係しています。