先週に引き続いて、「陶然庭」さんのメニューから「海老ワンタン麺」です。香港スタイルで、かなり細めの麺にプリプリの海老の入ったワンタンとレタス、白ネギがのっています。
レタスは、日本の感覚だと生でサラダというのが定番ですが、中華(特に香港)では炒飯などにもさっと炒めて使われます。レタスそのものは戦後にアメリカで品種改良されたものですが、もともとは中華でも多用される苣(ちしゃ)の仲間です。
レタスの苦味成分(白い茎の部分に含まれる乳状の物質)は、ラクチュッコピクリンと呼ばれ、鎮静作用のあることが知られており、欧米などではハーブ療法としてレタスを煎じたものを不眠症や小児の神経過敏症などに応用されているそうです。