キュウリの芯の部分をくり抜いて、豚ミンチ肉を詰めて蒸し上げたものに、オイスターソースベースのタレがかけられています。
キュウリは中国語では黄瓜(フワングァー)ですが、黄瓜=きうり=キュウリとなりました。(日本には平安時代には入ってきたみたいですが、当時の品種は苦みが強く、黄色く熟してから食べられていたようです)
キュウリも殆どの夏野菜がそうであるように、体内にこもった余分な熱と、むくみなどの余分な水分をとるという薬効があります。
この点について、夏の暑いときに体内の余分な熱を冷ますと言うのであれば、冷菜で食べた方がもっと良いのではないかという質問を良くされますが、あくまで、食べ物は温かいものを食べるというのが基本です。
中華では、キュウリに限らずトマトなどもスープや炒め物などにして食べますが、温かい料理で摂っても、食べ物の性格として体を冷やすという効能は有ると考えられ、そういったものを冷たい状態で食べるとお腹を冷やしすぎて健康に良くないとされています。
日本でも、キュウリやナスは糠漬けなどにしても食べられますが、発酵させることで性質としての寒性が和らげられると共に、昔からキュウリの漬物などには、お腹を温める作用の強い生姜(おろし生姜)などが付き物でした。