皮付き豚バラ肉の蒸し物

 一般的には「雲白肉(ユンパイロゥ)」と呼ばれている、四川料理の名菜ですが、皮付きの豚バラ肉を香辛料と共にゆでて薄切りにした後、再度、蒸してあります。

 ニンニクや唐辛子などの入った2種類の付けダレが添えられていますが、夏の暑い時期には香辛料は欠かせません。これは、「香り」が強いものは「気」を発散させる効能があり、湿気によって流れが悪くなりがちな「気」の流れを良くしてくれるからです。

 西洋医学でも、香辛料の薬効として芳香健胃作用という言い方がありますが、漢方的には「芳香化湿」と言って、香りの強いものは「気」の流れを良くして湿気を追い払う作用があるとされています。(湿気の影響で「気」の流れが悪くなると言うことは、体がだるくなったり、胃腸の働きが低下するということですので、香りで「気」の流れが良くなると、結果的に胃腸の働きも良くなります)

 世界的に見ても、香辛料の利用が活発な地域というのは高温多湿であり、中国に於いても四川省などは盆地であるが故に多湿で、それゆえ香辛料の利用が発達したともいえます。

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