黄色く見えているのは、パイナップルを細かく刻んだものです。(真ん中の赤いのは、クコの実(枸杞子)で、写真ではわかりませんが、キンショウメロンを細かく刻んだものも入っています)
パイナップルは、南米原産で中国でも海南島などで栽培されており、中国語では「菠蘿(ポールオ)」です。薬膳的な効能としては「清熱解暑」「消食止瀉」で、胃腸の消化力を助けて、体にこもった余分な熱をさます働きがあり、正に蒸し暑い日本の夏向きの食材と言えます。
実際、パイナップルにはタンパク質の消化酵素であるブロメリンが含まれているほか、酸味のもととなっているクエン酸には抗疲労効果と共に胃酸の分泌促進効果が認められています。(酢豚などにパイナップルが入っていることがありますが、これも酸味と甘みという味付け以外に、肉類の消化促進作用もあります)