タケノコが旬ですが、だいぶ前にも書きましたがタケノコ=「筍」という字は「旬」からきています。
もともと「旬」というのは、暦で、きのえ(甲)、きのと(乙)から始まって、みずのと(癸)までの10日間(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のことを指しますが、10日もあればすくすく育って「竹」になるから「旬」に「竹」で「筍」です。
さて、写真の料理はタケノコの先端部分を素揚げにしてスライスしたものを下にして、豚ロース肉を素揚げにした物が上にのせられています。(甜醤油(ティエンジャンヨウ)という中国のたまり醤油に香辛料などを加えたソースがかけられています)
タケノコの薬膳的な効用としては、「化痰下気」「清熱除煩」となっており、春先に陽気が高まってきた時にイライラしたり、のぼせたりするのを鎮める作用があります。