ここ最近、すっかり定着した感のある黒酢の酢豚です。豚肉の他に、カボチャ、ニンジン、ナガイモ、ジャガイモが入っています。
酢豚は「糖酢肉(タンツゥロゥ)」と言うくらいですから、砂糖とお酢で味付けするのが基本ですが、豚肉に食紅などで赤く色づけしたり、ケチャップが入ったりと「赤い」イメージがあります。
もともと中国では赤い色が好まれることや、昔は一般の人にとって肉類などはお祭りなどの時にしか食べられなかたので、ごちそう=お肉=ハレの日=食紅(赤い)という構図があります。
最近は、中国でも経済発展がめざましいせいか、健康に気を配る人が増えたために、生活習慣病の予防効果のある黒酢を強調した料理が増えてきているようにも思います。(もともと中国では普通にお酢と言えば黒酢ですが、黒い色を強調した料理というのはあまり見かけません)