草茹(ツァオグゥ)とはフクロタケのことで、椎茸などは木から生えますが、フクロタケはワラ(藁)などを使って栽培されるのでそう呼ばれています。
中国南部を原産地とし、東南アジア一帯で栽培されますが中華以外でもタイのトムヤムクンなどにも欠かせない食材です。キノコの笠の部分がすっぽりと袋の中に入った形状から日本ではフクロタケと呼ばれますが、数日のうちに笠の部分が外に出て、普通のキノコ状になります。
最近は、日本でもフクロタケの人工栽培により量産化に成功したと言うことですが、香港では一年中生のフクロタケが出まわっており、食感が缶詰のものとは比べられないほどコリコリしています。
さて、写真の料理は生のフクロタケに、蟹肉の餡がのったものですが、フカヒレとともに潮州料理は蟹を使った料理が多いのも特徴です。