蝦醤(シャァジャン)とは、小エビを発酵させて作る調味料で、東南アジア一帯で見られるものです。英語ではシュリンプペースト、タイではカピと呼ばれていますが、中華では主に香港など広東料理で用いられます。
ナンプラー(魚醤)などと同じく、アミノ酸やペプチド(アミノ酸が複数つながったもの)を豊富に含み、栄養価の高い調味料です。
香港などでは、通菜(トンチョイ)などの青菜を、蝦醤で炒めた物などがポピュラーですが、独特の風味というか臭みがあって、好き嫌いが分かれるところです。
ただし、この料理のような唐揚げや、エビ炒飯の隠し味などに使うと、あまり臭いも気にならず、むしろ旨みが増します。