たこは言うまでもなく関西のソウルフードであるたこ焼きには欠かせないものですが、特に昔から半夏生につきものの食べ物として知られています。
半夏生に食べるのは、田植えした稲がタコの足のようにしっかりと根を張るようにという願いと共に、栄養的にも、高タンパクで疲労回復効果に優れたタウリンも豊富に含んでおり、田植えの後の夏バテ予防効果も期待されたものと考えられています。
たこは中国では章魚(ジャンユィ)とよばれ、主に干物にしたものをもどしてスープなどに用いられますが、薬膳的な効能としては気血を補う益気養血作用のほか、お肌をきれいにしたり、母乳の出を良くする作用などがあるとされています。