マンゴープリンのかき氷仕立てです。
日本のかき氷の歴史を調べてみると、一般的に食べられるようになったのは明治以降のことですが、その歴史は意外と古く平安時代の枕草子に“削り氷(けつりひ)”なるものが登場します。当時は宮内省管轄の氷室が都の近くに10カ所もあったという事が延喜式にも載っており、冬の間に氷を貯蔵しておき、夏になると宮中のやんごとなき方々が氷を食べていたようです。
さて、かき氷やアイスクリームなど冷たいものが欲しくなる季節ですが、そのもの自体は非常に冷たいものの、口の中で溶かしてから飲み込むことを考えると、ビールなどのように胃の中に一気に冷たいものが流れ込むよりは胃腸に優しいといえます(氷点下のビールを売りにしている会社がありますが、あれは胃腸というか健康にとって最悪です)。もちろん、アイスクリームにしろビールにしろ冷たいものを摂った後に温かいお茶や白湯でも飲んでおくことをお勧めします。