北海道産の仔羊肉と新生姜を酢漬けにしたものや黄ニラ、ズッキーニの炒めものです。
羊の肉は胃腸を丈夫にし、気力を増す効能が知られていますが、からだを温める作用が強く冬の寒い時期に好んで食べられています。
ただ、夏でも蒸し暑いときには羊や山羊の肉を食べておなかを温め、体内にこもった湿気を汗で追い払うという考え方もあります。また、都会ではクーラーの影響や冷たいものを多く摂ることによって体が冷やされることも多いので、そういった方には夏でも適した食材といえます。
ただし、胃腸が弱い人はあまり汗をかくとますます気力が低下しがちになりますので、ご注意下さい。特に今年は湿度の高い日が続いて、午前中を中心にからだがだるいとか、頭が重いといった症状を訴える方が多いですが、こういった症状は胃腸の機能が弱くて体内に余分な湿気がたまってる方でよく見受けられます。
このような方は、まず冷たいものを飲まないことをお勧めしますし、胃腸を丈夫にする働きがあるからといって肉類を食べても、かえって胃腸に負担となりかねず、例えカロリーは低くても消化によい温かいものを中心に食べる方が体調が良くなるはずです(食べ物に含まれる栄養素やカロリーは、食べさえすれば総て吸収されるというものではなく、胃腸の機能や食べ方によって中に含まれる栄養素の吸収率は変わってきます)。