塩酸菜とは恐ろしげな名前ですが、中国貴州省の特産品で、中国八大漬け物の一つとされ、アブラナ科の野菜を塩やニンニク、唐辛子などで漬け込んだものです。塩からさと酸味が強いので塩酸菜と呼ばれており、料理の香辛料代わりに用いられます。
ところで、今日は冬至です。日本では、1年で一番日照時間が短くなる日というイメージしかありませんが、中国では古来、この日は正月並みのめでたい日として祝う習慣があります。
冬至は陰から陽への転換点であり、古代中国において最も早くに確立した二十四節気でもあり、歴代の皇帝は冬至には天壇などにおいてこの日を盛大に祀ったとされています。また、民間でも浙江省などでは醤油で煮込んだ豚肉などのごちそうを食べる習慣があります。
寒さの厳しい時期ですので、栄養のあるものを食べることも重要ですが、発酵食品を摂ることも腸管免疫を高めるとともに、腸内での善玉菌が活発になることで発酵熱が生まれ、おなかを温めてくれますので大事です。