ズッキーニと見間違えるような加賀太胡瓜は、名前の通り加賀伝統野菜のひとつです。
もともとキュウリは、黄色くなるまで苦くて食べられない=黄瓜=キウリがなまったものとされていますが、加賀太胡瓜は果肉が厚く、なめらかな舌触りとともにほのかな甘みが特徴です。
夏野菜を代表するキュウリは栄養学的にもカリウムが豊富で、薬膳的な効能も、清熱止渇、利水消腫で夏ばての予防にぴったりの効能があります(反対に言うと、冷え性の人にとっては寒い時期には食べない方が良い食材です)。
ところで、キュウリとともにハモも関西では祇園祭や天神祭に欠かせない食材で、ハモとキュウリの取り合わせは夏の到来を感じさせてくれます。