(引き続き、西区の「中国菜 香山」さんのメニューから)
大ぶりの牡蠣を四川の唐辛子と共に炒めた一品です。一旦、湯通しした牡蠣をフライにすることで、加熱しても牡蠣のぷっくりとした食感が失われていません。
さて、牡蠣の薬膳的な効能は補虚調血作用とされ、血を増やすと共に血の巡りを良くする効果があるとされてきました。
一般的には海のミルクとも称され、滋養作用があるイメージですが、女性にとってはお肌や髪の毛の美容に直結する効果でもあります。
漢方の考え方では、お肌や髪の毛の潤いも艶も充分な量の血が存在することと、その流れがスムーズであることが必要条件とされており、古来、女性の美容面には有効な食材とされてきました。
科学的には牡蠣には血液の元になる多くのミネラルが含まれていることと、近年、活性酸素を除去するCG7という物質が含まれていることも解明されており、薬膳的な効能を裏付けるものとなっています。