前回に引き続き、西区の「中国菜 香山」さんのメニューから芥藍菜(カイランサイ)の炒めものです。
芥藍菜は、広東料理や東南アジアではポピュラーなアブラナ科の野菜で、やや苦味のある太い茎が特徴です。
苦味は清熱作用があるので、薬膳的な効能としてものどの痛みや咳など肺系の熱を冷ます作用があるとされています。
春になって、まだまだ寒い日も多いですが日差しは確実に強くなってきています。この時期は、からだの中の気のエネルギーが活発になってくる時期でもあり、のぼせやめまいといった症状が出やすくなりますが、ほんのりと苦味のある食材はそういった時にはお勧めの食材です(めまいなどの原因としては貧血気味であるとか、水分の過剰摂取によるものもありますので、そういったケースには当てはまりません)。