四方竹は10月にとれる高知県特産のタケノコの一種で、コリコリした食感が特徴です。元々は中国南部原産とされ、明治の始め頃から高知県で栽培されるようになったそうです。
名前の由来は、断面が四角形に近いことからそう呼ばれていますが、細長くて、茹でると鮮やかな緑色を呈するところも一般的なタケノコとの違いです。
繊維質が豊富で通便作用が期待され、コレステロール低下作用のある紅麹ともども食欲の秋にはふさわしい食材とも言えます。
百合根の方は秋の食材としてお馴染みですが、肺を潤す作用があると共に、精神安定作用もあるとされ、乾燥させたものは生薬としても用いられており、乾燥性の咳やドライマウスなどの疾患に応用されています。