ピンクグレープフルーツの果汁が入った黒酢の酢豚です。
ピンクグレープフルーツはビタミンCやクエン酸を含むほか、ピンクの色素は抗酸化作用が注目されるリコピンです。
ところで春は自律神経や目、筋肉と関係の深い肝の季節ですが、薬膳的には適度な酸味は肝を養うとされており、黒酢だけでなくグレープフルーツの酸味がプラスされた本品は春向きの一品といえます。
特にこれから陽気が高まっていくと、のぼせやふらつき、ふわふわ感といった症状が出やすくなりますが、グレープフルーツは酸味だけでなく、“気”を下げる効果のある苦味もありますので、ストレスがあって、のぼせがちな方にはぴったりな食材といえます。(尚、グレープフルーツ(特にホワイトグレープフルーツ)に含まれる成分は血圧降下剤の一種であるカルシウム拮抗剤との相互作用が知られていますので、これらの医薬品を服用中の方は要注意です。)