土鍋ご飯に牛バラと大根の煮込みがかけられ、芥蘭(がいらん)が添えられています。
芥蘭は芥蘭菜とも呼ばれますが、アブラナ科で、アスパラのような太い茎が特徴です。植物的にはキャベツやブロッコリーに近い感じで、独特の甘みと苦味があります。香港などではオイスターソース炒めにされることが多い野菜で、食感も見た目ほど硬くはありません。
さて、それにしても寒い日が続いていますが、今年は寒邪(冷え)の影響を受けて体調を崩す方が多いです。寒さが影響する疾患としてはかぜやインフルエンザ、神経痛などの痛みを伴うもの等が代表的ですが、そのほか、今シーズンに限っては、胃腸が普段から弱い方も冷えの影響を受けて体調を崩される方が多く見受けられます。
ところで薬膳的には、鶏肉や豚肉よりも牛肉、牛肉よりも羊の肉がからだを温める作用が強いとされています(ただし胃腸の弱い方は要注意です)。またアブラナ科の野菜には免疫を高める成分が含まれており、写真のようなメニューは寒い冬にはぴったりです。