あさり、タケノコ、青のりの入った湯麺です。
タケノコの季節は過ぎましたが、タケノコにはシュウ酸が多く含まれており、シュウ酸の過剰摂取は腎結石の原因の一つとされています。また、タケノコ以外にもホウレンソウなどにもシュウ酸は多く含まれています。
現代医学的には、よくあく抜きをすることでシュウ酸が除かれるほか、カルシウムと一緒に摂ることで、消化管内でシュウ酸カルシウムとなって排泄されることがわかっています。
よって、タケノコやホウレンソウを食べるときには、カルシウムの豊富な食材~海草類、かつお節、小魚などと一緒に摂ると良いわけですが、昔からタケノコにはワカメなどが、ホウレンソウのおひたしにはかつお節がつきもので、先人の知恵の正しさが感じられます。
ただし、最近は野菜に含まれるシュウ酸の問題よりも、ファーストフードやコンビニ弁当などの加工食品中に含まれるリン酸塩などの食品添加物の過剰摂取によって結石を生じるケースが増加しているという指摘もあり、そちらの方が問題かもしれません。