秋の気配が濃厚となってきましたが、写真の料理には西瓜の泡菜(パオツァイ)が使われています。
泡菜とは、四川の乳酸発酵による漬け物で、野菜を水洗いして塩水につけ乳酸菌発酵させたものです。
漬け物は、ひとつには野菜の保存食という側面がありますが、なんといっても発酵食品として腸内環境を改善して免疫力などをアップする作用が注目されています。ところで、いくら乳酸菌発酵しているといっても加熱すると乳酸菌が生きたまま腸に届かないと思われるかもしれませんが、最近の研究によると乳酸菌の死骸(?)であっても腸管内の細菌バランスに好ましい影響を与えて免疫力を向上させる作用があることがわかっており、更に乳酸菌が発酵する過程でできた物質なども腸内細菌バランスの改善効果があるようで、必ずしも生きたまま腸に届く必要はないようです。