珍珠丸子

1005  鶏肉と干し貝柱の肉団子に糯米をまぶして蒸し上げた点心です。

 料理名の珍珠とは、日本でいえば真珠のことで、肉団子の周りの透明感のある糯米を真珠に見立てたものです。

 米粒~楕円形のものを真珠といわれても、日本人の感覚からすると「?」となると思いますが、中国で一般的な真珠は淡水真珠で、丸くて大きな日本の真珠とは違って、正に糯米のような大きさと形をしています。装飾品としても用いられるほか、生薬としても用いられています。

 真珠(珍珠)の生薬としての薬効は、ストレスでイライラしたり動悸までするような時に心を鎮める鎮心定驚作用や、お酒やストレスの影響で「肝」に熱がこもって目が充血したような時に、粉末にしたものを点眼するといった使い方もあります(日本でも六神丸や救心などに真珠は配合されています)。

 

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