今日は五節句の一つ七夕ですが、その姿が笹に見えなくもないジュンサイのスープです。
中国では西湖のジュンサイと太湖の鯉を使ったスープが当地の名物ですが、写真のスープに使われている鯉は琵琶湖産だそうです。
鯉は古くから縁起物(鯉は黄河上流の竜門を登ると龍になるといわれています)として、また薬用効果の高い食品として有名です。
鯉の具体的な薬膳的効能としては、高タンパクでお乳の出を良くするとされるほか、胃腸の働きを良くするとされるほか、小豆とともに煮ると腹水などに有効とされています。更に、鯉の胆は鯉胆(りたん)とよばれ目を良くする働きがあるとされています。
ただし、鯉は身の間に小骨が多いせいで、写真のように身を薄く切るか、糖醋鯉魚のように高温の油で何度も揚げるなど、調理に工夫を要する魚ではあります。