風鶏(フォンチィ)とは、鶏肉を香辛料などと一旦茹でてから陰干ししたものを指します。単に茹でたものに比べて熟成することにより旨味が増します。
“インカのめざめ”は数年前から出まわり始めたジャガイモの新品種で、日本で開発されたものですが、南米のアンデス地域原産のジャガイモの系統ということからのネーミングだそうです。ジャガイモというよりもサツマイモに近い色をしており、味や食感もサツマイモに近い感じがします。
ところで、アメリカの統計によれば、子どもの野菜の摂取量の4分の1はジャガイモ、それも大半がフライドポテトだという報告もあります。このフライドポテトにケチャップをつけて食べれば、ケチャップ原料のトマトも“野菜”の摂取量に含まれる事になるのかも知れません。ジャガイモは芋類で野菜に分類されないと思っていましたが、日本でも分類の仕方によっては野菜になるそうです。薬膳的な効能としても穀物類と同じく胃腸の機能を丈夫にすることとされていますが、栄養学的にはビタミンCを多く含むとされています。
ま、分類の仕方はどうであれ、日本人の野菜の摂取量もここ20年で15%程度低下していると言われ、ビタミンだけでなくファイトケミカルやミネラル、繊維などを含む緑黄色野菜そのものを調理して食べる量はもっと減っている可能性があります。そのことが食事のカロリーは足りていても身体に必要な栄養素の不足を招き、漢方で未病と呼ばれるような体調不良などの原因になっていると思われます。