葱開火畏麺

1216  今日、1月7日は一般的には七草粥を食べる日として知られていますが、五節句の一つ人日(じんじつ)です(後の4つは、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)です)。

 人日は文字通り“人の日”という意味ですが、これは1月1日が鶏、2日が狗、3日が猪、4日が羊、5日が牛、6日が馬の日で7日目に人の日となるという大昔の中国の文献からきています。それぞれの日に相当するものに感謝の意を表したとか、その1年間を占ったとされています。

 何故、人間が鶏や馬よりも後なのかよくわかりませんが、旧暦では正月1日は間違いなく新月であり真っ暗闇ですので、その辺りが関係しているのかもしれません(本来の成人の日も年が明けて初めての満月の日ということから15日でした)。

 さて、写真の料理は上海料理の葱(ねぎ)と干しエビ(開洋)の煮込み麺で、干しエビのだしがきいた一品です。葱も干しエビも体を温める作用があるので、寒い冬にはぴったりのメニューです。

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