(福臨門魚翅海鮮酒家大阪店のメニューより)
蝦子(シャァズ)とはエビの卵を乾燥させたもので、海産物特有の風味があり、中華料理では調味料の一つとして用いられており、特に写真のナマコの煮込み料理にはつきものとなっています。
海参(ハイシェン)とはナマコ(乾燥ナマコを時間をかけてもどしたもの)のことで、身体を元気にする作用があり、まるで海の人参(薬用人参)という事からそう呼ばれています。
乾燥ナマコにはいくつか種類がありますが、香港や広東では写真のような大振りで柔らかいタイプのものが好まれ、北京料理などでは黒っぽいものが好まれるようです。ナマコの薬膳的な効能としては“補腎益精”“養血潤燥”となっており、滋養強壮作用のほか、血を補ってお肌や呼吸器に潤いを与えるとともに乾燥性の便秘にも良いとされています。