枝豆を八角茴香とともに塩茹でしたもので、魯迅の小説にもでてくる紹興の名店、咸享酒店の名物である茴香豆(フイシァンドゥ:そら豆を茴香とともに茹でたもの)の枝豆版です。
枝豆は言うまでもなく未熟な大豆ですが、大豆には殆ど含まれないビタミンCも含まれ、豆でありながら野菜に近い特性を持っています。
薬膳的に見ても、枝豆には肝臓保護作用や利尿作用が期待できるので、夏場の前菜として適した食材といえます。
因みに、大豆について最近テレビCMなどで“低GI食品”という言葉を良く目にしますが、これは食後の血糖値の上昇が穏やかという意味で、簡単に言うと同じカロリーでもGI値が低い方が、太りにくい食品と言えます。このGI値でいうと、ごはん(白米)のGI値が85に対して大豆は30,うどんが85に対してパスタが65などとなっていますが、ごはん(白米)やパスタなどの主食級の食材に関しては民族によって代謝が違うと思いますので、この値が日本人にとっても当てはまるかどうかは疑問があります。