豚バラ肉とゴーヤー、レンコンなどの土鍋煮込みです。
夏に土鍋煮込みは不似合いのような気もしますが、はっきり言って食養生的には暑いからと言って物理的に冷たいものを摂るという考え方は間違っています。
夏の暑い時期にはあくまで、ゴーヤーなど身体の余分な熱やほてりを除く作用のあるものを摂る(食養生的な言い方ですと「涼を補う」)ことで対応すべきで、食べものの温度に関してはあくまで“温かいもの”が基本です。
日本のように朝ご飯代わりにアイスクリームを食べたり、氷茶漬けなる商品が売られていたりすると感覚が麻痺してしまいますが、暑いからといって冷たいものを食べることは消化酵素の働きを低下させるので消化と吸収に支障をきたします。もちろん、暑さで食欲がない時などは冷麺やざるそばなど冷たいものを食べたくなりますが、食事の最後には温かいスープか味噌汁などを摂って、おなかを冷やしっぱなしにしない工夫が大事です。