(中国食堂261さんのメニューより)
夏みかんのゼリーです。最近は輸入物のオレンジを始め、国産の柑橘類でも甘さの強い品種が増えていますが、夏みかんのさわやかな酸味も捨てがたいものがあります。
漢方の世界ではミカン科のダイダイなどの夏至前に収穫した未熟果実を(乾燥させたものを)枳実(きじつ)と呼び、おなかのつかえをとる生薬として用いられています。
一般的に柑橘類の薬膳的な効用としては気の流れを良くしてくれるわけですが、食べものが胃から十二指腸→小腸→大腸へスムーズに流れていくのも気の流れです。
よって、ストレスの影響で気の流れが停滞しがちになると(気滞といいます)、みぞおちやおなかが張ったり、消化管がギクシャクしてゲップやガスの発生、便がスッキリでないなどの症状があらわれやすくなります。よって、こういった症状に心当たりのある方はデザートに柑橘類をとることをお勧めいたします。