(中国食堂261さんのメニューから)
高温の油で揚げた熱々の玄米のおこげの上から、熱いスープ状の野菜のあんをかけたもので、香りと“じゅわーっ”という音も楽しめる一品です。
もともと釜に残ったおこげを利用していたので、おこげ料理と言われますが、最近ではご飯を板状にして乾燥させて作られた“おこげ”が市販されていたりします。
さて、写真のおこげ(鍋巴:グォバァ)は玄米のおこげが使われています。マクロビでは、玄米は一口100回かんで食べろと言いますが、おこげ状態にしてから高温で揚げることでスープがしみ込みやすくなって、食べやすかったです。
ところで、現代日本人は三大栄養素と呼ばれる糖質、脂質、蛋白質は過剰摂取傾向でビタミン、ミネラルが不足傾向にあります。特に体内の酵素反応やエネルギーの産出に欠かせないミネラル不足はからだの機能全般に影響しますが、戦後、日本人のミネラル摂取量は減り続けているようです。
その原因としては野菜のミネラル含有量がどんどん低下していることと野菜そのものの摂取量の減少が大きいと言われています。また、昔は今ほど精白米を食べておらず、5分づきや7分づきのお米の割合が高かったことも背景にあるようです。(近年、玄米ブームのようですが玄米を食べられる時は、低農薬か無農薬のもので、食べる時には100回は無理でも一口30回以上しっかりとかんで食べるようにしてください。)