春野菜と麺筋の炒め煮

0318  麺筋とは、小麦粉のグルテンで日本でいえば生麩(尤も、その生麩は室町時代に中国から伝えられたものです)にあたります。

 「麺」という字は、中国では小麦粉を練ったものを表しますので、「麺筋」とはその中に含まれる「筋肉」という訳です。因みに、日本でいう「麺類」を表す中国語は「麺条(ミェンティアォ)」になりますが、原材料が小麦以外の「麺類」の場合は、「麺」の字は使われません。

 さて、小麦粉ならぬ人間の「筋肉」についてひとこと。漢方の考え方では、筋肉は五臓六腑の「肝」と関係が深く、その「」は季節で言うと春と関連が深いとされています。また「肝」は自律神経とも関連が深く、結果的にストレスフルな方は春の季節になると筋肉に問題が起こりやすくなります。具体的には、足がつりやすくなったり、肩こり、ぎっくり腰などのほか、胃腸も筋肉によって蠕動運動をしていますので、ゲップやガスが出やすくなるほか、血管も緊張しやすくなり血圧も上がりがちになります。

 対策としては「春の養生法」を参照してください。

 

 

関連記事

  1. 落花生の香料煮

  2. 上海蟹のあんかけ炒飯

  3. 紅焼魚肚

  4. 豚マメとセロリのマスタードソース

  5. 鮑魚炒飯

  6. 若ゴボウの蝦子和え