鮟肝(あんきも)をベースにアヒルの卵の塩漬け(鹹蛋)、皮蛋(ぴーたん)でできたテリーヌと自家製の唐墨(からすみ)です。
アヒルの卵は、白身の部分に臭みがあって、鶏の卵ほどおいしくないので、鹹蛋や皮蛋に加工されます。また、鹹蛋でも白身の部分は使わずに、黄身の部分だけが利用されます(料理だけでなく、月餅などにも使われます)。
また、カラスミもボラなどの卵巣ですので、テリーヌともども薬膳的には「精」を補う作用の強いメニューといえます。因みに、カラスミは中国ではあまり一般的ではありませんが、台湾では「烏魚子」と呼ばれ食べられています。